前回ご紹介した可愛らしいSUBACOの中は、どんな間取りなのでしょう?
一般的に傾斜地の建築は難しいと言われることもありますが、建築家の和氣さんは傾斜地が大好物とのこと(笑)
以前も、モリノワのお客様に、傾斜地を活かした素敵な設計をしてくださいました。
モリノSUBACOの中は…

「スキップフロア」を提案していただきました(^^)
スキップフロアとは、ドアや壁などの仕切りではなく、段差を利用して空間を仕切る間取りのことです。仕切ると表現しましたが、ほどよく「つなぐ」効果もあります。縦に空間をずらしているので視界が抜けて空間が広く感じられ、立体感と奥行き感が出てくるメリットがあります。また、床下収納スペースやロフトの天井高を自治体の基準以下にするとその部分は延床面積に含まれず、容積率に余裕がない場合のスペース確保や、固定資産税の面で有利になるというメリットもあります。特に今回のような傾斜地には、元々の地なりを活かすことができるスキップフロアがとても有効です!
今回のプランでは、ピンク色のLDKが最も低いフロアにあり、階段を数段上がると黄色のBed Room 1につながります。リビングの部分は吹抜になっており、細長い窓があるため、初回の記事で和氣さんが「見えましたよ」と仰ったビューが、リビングからも、そして少し目線を上げたBed Room 1からも眺められます。そしてまた階段数段分を上がったフロアには左手にBed Room 2、そこからまた少し段差を上げて右手には水色のロフトフロアがあります。ロフトの脇(Bed Room 1の上部)は収納になる予定です。
いかがですか?
間取りというと平面で考えてしまう私にとっては、立体でイメージするのがまるで脳トレのようですが、図面を見ながら想像しているとワクワクがとまらない、そんな素敵なプランでした(^^)
しらいしみほ
コメント